「Google広告を出してみたいけれど、一体どこに表示されるの?」
Google広告に興味を持った時、最初にぶつかるのがこの疑問ではないでしょうか。 せっかく素敵なチラシ(広告)を作っても、誰もいない砂漠に貼っていたのでは意味がありませんよね。逆に、自分のお店に興味がありそうな人がたくさん集まる場所に貼れば、たくさんのお客さんが来てくれます。
Google広告のすごいところは、「世界中のあらゆる場所に、あなたの広告を出すための看板が用意されている」という点です。
この記事では、Google広告が実際に表示される「場所」について解説していきます。
Google広告には「2つの大きな世界」がある

まず最初に、一番大切なことをお伝えします。 Google広告が表示される場所は、大きく分けて「2つの世界」しかありません。
この2つさえ覚えてしまえば、Google広告の9割を理解したと言っても過言ではありません。それは以下の2つです。
- 検索ネットワーク(GSN)
- イメージ:「図書館」や「案内所」
- ユーザーの状態:「何かを探している」「答えを知りたい」
- ディスプレイネットワーク(GDN)
- イメージ:「カフェ」や「公園」、「テレビの前」
- ユーザーの状態:「のんびりしている」「楽しんでいる」
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、この違いがとてつもなく重要なのです。
想像してみてください。 あなたが「図書館」で必死に調べ物をしている時に、急に「美味しいピザはいかがですか?」と話しかけられたらどう思いますか? 「今はそれどころじゃない!調べ物をさせて!」と思いますよね。
逆に、「カフェ」でコーヒーを飲みながら雑誌を読んでいる時に、「この雑誌に載っているピザ、美味しそうだな」という写真が目に入ったら? 「お、今度行ってみようかな」と思うかもしれません。
Google広告もこれと同じです。 「ユーザーが今、何をしているか」によって、広告が出る場所と、出すべき内容が変わるのです。 それでは、それぞれの場所を詳しく探検していきましょう。
その1:検索ネットワーク(困っている人が集まる「図書館」)

検索ネットワークとは、その名の通り「検索した結果」に表示される広告のことです。 ユーザーは「解決したい悩み」や「欲しいもの」があって、自分から言葉(キーワード)を入力しています。つまり、「買う気満々」や「知る気満々」の人たちです。
ここには、主に4つの表示場所があります。
1. Google検索結果
これは皆さんが一番よく目にする場所です。 Googleで何か言葉を入れて検索した時、画面の一番上や一番下に文字だけで表示される部分です。
- どんなふうに見える? 検索結果の文字の横に、小さく「スポンサー」や「広告」と書かれています。それ以外は、普通の検索結果とほとんど同じ見た目をしています。
- ここに出すメリットは? 例えるなら、「駅の改札口で、道に迷っている人に声をかける」ようなものです。 「雨漏り 修理」と検索している人は、今すぐに雨漏りを直したい人ですよね。そこに「雨漏り修理ならお任せください!」という看板を出せば、高い確率で電話がかかってきます。
2. Googleマップ
最近、お店を探す時にGoogleマップを使う人がとても増えていますよね。 「近くのラーメン屋」とか「ここから近い歯医者」と検索した時に、地図上やお店リストの中に広告が表示されます。
- どんなふうに見える? 地図上のピンの色が違ったり、検索結果リストの一番上に表示されたりします。
- ここに出すメリットは? これは、「街中で道案内をしている看板」のようなものです。 今まさに移動しようとしている人、お店に行こうとしている人に対して、「こっちにお店がありますよ!」とアピールできます。飲食店や美容室、クリニックなど、実店舗があるビジネスには最強の場所です。
3. Googleショッピング
商品の写真と値段がズラッと並んでいるのを見たことはありませんか? 例えば「ナイキ スニーカー」と検索した時、検索結果の上の方に、画像付きで商品が並びますよね。あれも実は広告なんです。
- どんなふうに見える? 商品の「写真」「商品名」「価格」「お店の名前」がカードのように並んでいます。
- ここに出すメリットは? これは、「デパートのショーウィンドウ」です。 文字だけの説明よりも、写真を見せたほうが「あ、これ可愛い!欲しい!」と直感的に思ってもらえますよね。ネットショップをやっているなら、絶対に使いたい場所です。
その2:ディスプレイネットワーク(楽しんでいる人が集まる「広場」)

次は「ディスプレイネットワーク(GDN)」です。 こちらは検索とは違い、ユーザーは何かを探しているわけではありません。ニュースを読んだり、動画を見たり、ゲームをしたりしています。 そんな「のんびりタイム」にお邪魔して、「こんな商品ありますよ」と気づいてもらう場所です。
実は、インターネット上の広告枠の90%以上がこの場所に属していると言われています。
1. Webサイト(ニュースサイト・個人ブログ)
皆さんが普段見ているニュースサイトや、個人のブログ記事を思い出してください。 記事の途中や、サイドバー(横の列)、記事の下の方に、画像のバナー広告が出てきませんか? あれがディスプレイ広告です。
- どんな場所に出るの? 食べログ、アメーバブログ、ライブドアブログ、地方の新聞社サイトなど、大小合わせて数百万以上のWebサイトに表示されます。
- ここに出すメリットは? これは、「人気雑誌に広告を載せる」感覚に近いです。 例えば、あなたが「キャンプ用品」を売っているとします。キャンプ好きの人が書いている個人ブログにあなたのテントの広告が出れば、「おっ、このテントかっこいいな」と興味を持ってもらえますよね。 ユーザーがまだ商品のことを知らなくても、「発見」してもらえるのが最大の特徴です。
2. YouTube(動画)
今やテレビよりも見ている時間が長いかもしれないYouTube。ここもGoogle広告の巨大な表示場所です。
- どんなふうに見える?
- インストリーム広告: 動画が始まる前や途中に流れるCM。「5秒後にスキップできます」というあれです。
- フィード広告: YouTubeのトップ画面や、動画の下に「おすすめ」として表示されるサムネイル付きの広告。
- バンパー広告: 6秒以内で終わる、スキップできない短い広告。
- ここに出すメリットは?
これは、「テレビCM」そのものです。 動きと音で伝えられるので、商品の魅力が伝わりやすいです。「使い方が難しい工具」や「雰囲気が大切なホテル」などは、文字で説明するより動画で見せたほうが一発で伝わります。
3. スマホアプリ
スマートフォンの無料ゲームアプリや、天気予報アプリ、ニュースアプリを使っていると、画面の下や画面切り替えのタイミングで広告が出ますよね。 ここもGoogle広告の守備範囲です。
- ここに出すメリットは? これは、「ゲームセンターや電車の吊り革広告」のようなイメージです。 暇つぶしや日常のルーティンの中で、自然と目に入ります。特に、新しいアプリのダウンロードを促したい時や、ゲーム好きの人にアプローチしたい時に効果的です。
4. Gmail(メール)
仕事やプライベートでGmailを使っている人も多いでしょう。 「プロモーション」や「ソーシャル」というタブを開くと、一番上にメールっぽい顔をして広告が紛れ込んでいます。
- どんなふうに見える? 件名をクリックすると、メールが開くように広告の中身がパカッと開きます。
- ここに出すメリットは? これは、「郵便受けに入っているダイレクトメール(DM)」です。 他の広告と違って「自分宛てに届いた手紙」のような特別感があります。ユーザーが自分のタイミングで開くので、じっくり読んでもらいやすい場所です。
最近注目の「Google Discover」とは?

ここ数年で急激に注目されている場所があります。それが「Google Discover(ディスカバー)」です。
スマホでGoogleアプリを開いたり、Chromeブラウザを開いたりした時、検索窓の下に「おすすめの記事」が勝手にズラッと並んでいませんか? あなたが過去に検索したことや、興味がありそうなニュースをGoogleが予想して表示してくれる、あの機能です。
ここにも広告が表示されます。
- なぜここが凄いの?
ここを見ているユーザーは、「新しい情報を求めている状態」だからです。 検索するほどではないけれど、何か面白いことはないかな?とワクワクしている状態。そこに、ユーザーの好みにドンピシャな広告が画像付きで現れたらどうでしょう? 「あ、これ私の好きなやつだ!」と、ついタップしてしまいますよね。
これを専門的には「デマンドジェネレーション(需要を作る)」なんて呼んだりしますが、要は「あなたへのおすすめ」として自然に広告を出せる、とても特等席な場所なのです。
結局、どこに出すのが一番いいの?
ここまで読んで、「場所が多すぎて選べない!」と思ったかもしれません。 でも大丈夫です。選び方のコツは、「あなたのお客さんは、どんな気分の時にあなたの商品を欲しくなるか」を想像することです。
わかりやすいように、簡単なチェックリストを作りました。
【A】検索ネットワーク(検索結果・マップ)がおすすめな人
- 水漏れ修理、鍵開けなど「今すぐ」解決したいサービスを扱っている
- 整体院、美容室、飲食店など「近くのお店」を探す人が多い
- 「中古車 買取」のように、悩みや目的がはっきりしている
- 予算が少なくて、まずは確実に売上につなげたい
【B】ディスプレイネットワークがおすすめな人
- 新発売のお菓子や化粧品など、まだ誰も名前を知らない商品
- 「見て楽しむ」アパレルやインテリア、旅行などの商品
- 一度サイトに来たけど買わなかった人を追いかけたい(リマーケティング)
- 商品の使い勝手やブランドの世界観を動画で伝えたい
【迷ったら、まずはAから!】
初心者の場合、まずは「検索ネットワーク」から始めるのが失敗の少ない王道です。なぜなら、向こうから「探してくれている」状態なので、売り込みが成功しやすいからです。
まとめ:場所を知ることは、お客様を知ること
いかがでしたでしょうか。 Google広告は、単に「ネットに広告が出る」という単純なものではなく、「人の行動に合わせて、最適なタイミングで顔を出せる」とても賢い仕組みだということが分かっていただけたかと思います。
- 検索ネットワークは、困っている人を助ける「案内所」。
- ディスプレイネットワークは、楽しんでいる人に提案する「ポスター」
あなたの商品が一番輝くステージはどこでしたか? 「うちは緊急の修理屋だから、検索結果とマップだな」 「うちは可愛い雑貨屋だから、インスタみたいな画像が出せるDiscoverがいいかも」
そんなふうに、広告が出る場所(ステージ)をイメージできるようになれば、あなたはもう初心者卒業です。
さて、場所が決まったら次に気になることは何でしょうか。
「場所はわかったけど、どうやったらその場所に自分の広告を表示できるの?」 「お金をたくさん払った人しか表示されないの?」
実は、Google広告が表示されるかどうかは、単なる「オークション(競り)」だけで決まるわけではないのです。お金持ちが勝つとは限らない、Googleならではの「公平で面白いルール」が存在します。
もし、お金をかけずにライバルより良い場所に広告を出せる裏技があるとしたら、知りたいと思いませんか?
次の記事では、その秘密である「広告が表示されるまでの流れと仕組み」について、わかりやすく解説していきます。これを知れば、無駄なお金を使わずに賢く広告を出せるようになりますよ。
▶ 次の記事:【広告が表示されるまでの流れを簡単に理解しよう】

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